TEFCOのプレキャストゲルに使用されているゲルカセットです。プラスチック製の２枚の成形板から出来ており、軽量で取り扱いが簡単です。 　プラスチックカセットは、２枚板の左右と底部を溶着により貼り合わせて容器状になっています。ご使用時には、カセット背面にスロット（溝穴）が開いていますのでゲルを注入前に背面スロットに市販の電気絶縁用ビニールテープを貼ってからご使用ください。

ゲル完成後、電気泳動を始める際には、背面スロットに貼付けたビニールテープを剥がしてから泳動槽にセットします。 　このスロット（溝穴）は電気泳動する際に下部のバッファー液（プラス極側）へ接触させる為の設計です。スロット穴をカセットの背面に設ける事で、プラス極側電極線（上部バッファー槽底面）より発生する気泡はスロット（下部バッファー液接触部分）につきにくくなり、気泡による電気抵抗に邪魔される事無く安定した泳動が行えます。

　ゲルカセットには　ゲル厚1mm用と1.5mm用があります。コームは別売りにてご用意しております。

　泳動後、ポリアクリルアミドゲルを取り出す際には、カセットの溶着部分をゲルカットガイド(商品番号03-110）を使って剥がして取り出します。（ゲルカセットは使い捨てタイプです。）

作成可能な主なゲルの種類：タンパク質分析用Tris-Glycineゲル　Nativeゲル　DNAゲル　等電点電気泳動用ゲル　二次元電気泳動用ゲル　Tricineゲル　Zymography用のゲルの作成に適しています。

価格改定：2024年3月1日