● ゲルカセットの準備
(カセット及びコームをご準備ください。)
TEFCOエンプティーカセットを御使用の場合 | TEFCOガラスプレート セットを御使用の場合 |
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ゲル溶液が漏れないようにカセットの下部バッファー接触口にビニールテープ(電気絶縁用)を貼り付け(この時、テープが剥がれないよう指でしごいておくと良いでしょう。)、実験台の上に垂直に立てます。 | スペーサー付ガラス板のスペーサーの周囲に付属のシリコンチューブを1本均等に張り切込み入りガラスを重ね四隅をクリップ等でしっかりと留め、実験台の上に垂直に立てます。 注-3 : 耳付ガラス板は上部バッファー接触口切込みの深い方が内側になるように組み合わせます。 |
● 分離ゲルの調製
- 分離ゲル溶液を調製します(表ー1は1mm厚ミニゲルを4枚作製する場合の調製例)
表ー1 組成 10%分離ゲル 12%分離ゲル 16%分離ゲル 30%アクリルアミド溶液 8.4 ml 10.0 ml 13.4 ml 分離ゲル用緩衝液 6.25 ml 6.25 ml 6.25 ml SDS溶液 0.25 ml 0.25 ml 0.25 ml 蒸留水 9.97 ml 8.37 ml 4.97 ml 過硫酸アンモニウム(注-4) 125 μl 125 μl 125 μl TEMED (注-4) 13 μl 13 μl 13 μl
注-4 : 30%アクリルアミド溶液、分離ゲル用緩衝液、SDS溶液、及び蒸留水を混合しTEFCOエンプティーカセット(またはガラスプレート)を準備後、減圧脱気を行います。過硫 酸アンモニウム及びTEMED(N,N,N',N'-テトラメチルエチレンジアミン)を添加し、よく撹拌して 速やかに注入します。 ゲルの重合速度は過硫酸アンモニウムとTEMEDの濃度、室温 により影響を受けます。室温が低く(20゚C以下)、重合速度が遅い場合は過硫酸アンモニウムとTEMED の量を増して重合速度を調節します。 - 調製した分離ゲル溶液をゲルカセットの上端から約2cmのところまで注入したら、次に上端まで蒸留水を注入します。 このとき分離ゲル溶液と蒸留水が混合しないよう静かに重層します。
- 約15分間放置して分離ゲルを重合させます。 分離ゲル溶液と蒸留水の間に顕かな境界面が見えてき たら重合は完了です(ビーカー等に残った未使用のゲルによっても重合の進行を知ることができます)。